biography

藤原更 (Sarah Fujiwara) 

藤原更は清里フォトアートミュージアムコレクション後、フランスでの企画展をきっかけに、コマーシャルフォトグラフの分野からアートの世界へと転身し、流気体や液体そして植物など、うつろう被写体を中心に平面・インスタレーション・ムービーをはじめ、特に写真に特化した作品を制作する。様々な事象のうつろいやそれらの物理的な存在の本質を、作家に刻みこまれた記憶を辿りながらフレームに落とし込む。

幼少より祖父の二眼レフにふれ写真機材と写真に目覚め、狩野派や琳派といった美術や建築・庭の織りなす文化の中で育った事が、後々の表現や探求に根ざしていると語る。

記憶の断片を可視化するような作品群は、鑑賞者の心象風景に語りかけ、幅広い層から支持を受けていると同時に海外においても企画展やアートフェアなどで数々の作品が紹介されている。

2011年より制作の『花三部作』は、招待作家として参加したフランスのフォトフェスティバル Photofolies に於いて10m を超えるインスタレーションがギャラリーの庭園を飾り大きな話題を呼んだ。

近年の個展に「Sarah Fujiwara Exhibition」(Gallery Noivoi, 国際芸術祭「あいち 2022」 パートナーシップ事業)、「Melting Petals」(ARTIFACT, ニューヨーク, 2020)、 「Melting Petals」(EMON PHOTO GALLERY, 東京, 2019)、グループ展に「Continuity: Modern and Contemporary Masters」(ARTIFACT, ニューヨーク, 2022) など、ほか多数。                      

パブリックコレクション:ヤマザキマザック美術館、清里フォトアートミュージアム